ビルトインコンロの両面焼きグリル

美味しそうに焼けた秋刀魚

ビルトインコンロの特徴の1つが、両面焼きグリルがついているという点です。

両面焼きグリルとは、魚を焼くなどの調理に利用できるものです。コンロを使用しながら使うことによって、複数の調理を同時に行うことも可能です。

少し前まではビルドインコンロの両面焼きグリルは、水を入れてから利用するタイプが一般的でした。水を入れるのは面倒だと感じる方もいますが、きちんとした意味が存在しています。水を入れることによる最大の理由は、発火を防ぐという点です。魚などの調理を行う場合、高温になった魚の油がグリルの鉄板に落ちます。このときグリルが高音になっているので、油が発火温度になって燃えてしまう可能性があるのです。ですがグリルの鉄板に水を入れておくことで、油を冷やして火災を回避することにつながります。また水を入れることには、煙や匂いの十万を防ぐというメリットもあげられます。このように発火予防などのメリットがあるとしても、手入れに手間がかかるというデメリットも存在していました。

グリルで焼いたチキン

デメリットの克服

デメリットを無くして便利になるように、ビルドインコンロの両面焼きグリルが水無しで利用できるように開発が進められました。実際に水無しのグリルを実現させるためには、発火予防などの安全面に注意する必要がありました。この問題をクリアするために、整流版をつけるなどの工夫が行われています。また水がないとこびりついた汚れを落とすのが面倒だと感じる方もいるでしょう。お手入れの面でも利用者が便利だと感じられるように、洗い物の負担が減る素材を採用するようになっています。

このように両面焼きグリルは水ありから水無しへと変化してきましたが、手入れの負担などの面でも変わってきています。ですが便利になったとしても、味が変わることがないというのも新しい技術の特徴の1つです。便利な調理器具を活用して、楽に普段の食事に1品加えるなどの工夫を行うことも可能です。